クラブで見かけた女DJに一目惚れしてブラトップ一枚で色仕掛け

2025年7月11日コインランドリー, バー, ブラトップ, 女性同士, 女性視点

今回の「露出好き女子の赤裸々告白体験談」は、Harupiさん（36歳　女性　鹿児島県　無職）からの投稿です。

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うだるように暑く、汗が身体中から流れ落ちる真夏の午後。

日が落ちかける中、都心のバーに入る。

一切の光を遮断し、冷え切ったその場はまるで、店と外との間に境界線を設け、無抵抗でいればいる程、たちまち荒波に飲まれ、無になってしまいそうな外部とは異なった空間だ。

天井から無数に垂れ下がったペンダントライトから放たれるほのかな光が、汗ばんで火照った私の身体をやさしく包み込み、癒してくれる。

ワイシャツがはだけた状態でDJの前に躍り出る36歳

とある女性DJが、ミックスした楽曲をかけ、ふと、私は我にかえり、オーダーしたキンキンに冷えたテキーラを一気にあおり、頭の中で渦巻く熱気をさらに振り払おうと、楽曲に合わせ、身体全体でリズムを取る。

その女性DJの前まで移動しながら、羽織っていた水色のサッカー素材の、ワイシャツのボタンをひとつひとつ外し、プレイ中の女性へ視線を送り、彼女の目の前で上半身、ブラトップ一枚になって、目線は変わらぬまま、口元だけに微かな笑みを浮かべる。

相手はそれに気がついたのか、少し恥ずかしそうに目線を下に伏せ、彼女も微かな笑みを浮かべながらプレイを続ける。

私は自身がブラトップ一枚になって彼女のプレイする楽曲に酔いしれながら、リズムを取る事に全く抵抗がなかった。

そして自身を恥ずかしいと思う気持ちも微塵もなかった。

けれども、

【目下、自身がいる場所と外の空間を隔てる上で沸き起こるその場限りの感情なのだろうか】

【彼女のプレイする楽曲が、どのような意図で選曲されたのか、どのような思いでプレイリストを作ったのか】

非常に気になってしかたがなかった。

【友人や恋人との時間を共有する中で流れた楽曲だったのだろうか】

【今時流行りの楽曲から選曲したものだろうか、何か思い入れのあるアーティストの中から選んだ楽曲なのだろうか】

様々な想いが私の頭の中を駆け巡る。

【もし今、自身が感じている思いを、自身と同じように彼女のプレイする楽曲でリズムをとり、同じ空間を共有するまわりの者達が私の脳内を覗き込めるとしたら、どう思うのだろうか】

途端に顔から火が出るような複雑な思いと、目の前にいる当人に知れてしまったら、という思いで、途端に緊張と感情の乱れに苛まれ、この場所の外では暑かった身体も、冷たくなってなっしまっていた。

薄着の二人の女性が汗だくで向かい合い…

別の日、そのDJの女性と会って話をする機会を設け、夕方の日が暮れる時間帯に、2人で食事をとった。

暑さで彼女が汗をかいてしまったので、近くのコインランドリーで着ているシャツを洗濯してから着たいと、近くのコインランドリーへ寄った。

その場で、彼女は着ていたティーシャツをドラム式洗濯機に投げ入れ、硬貨を入れて回した後、ブラトップ1枚で私の方へ身体を向き直し以前の場所であった場面と同様、目線を下に向け、顔を赤らめたまま、柔らかく微笑んだ。

彼女は自身へゆっくりと、口づけし、ふと、目の前のドラム式洗濯機のガラス面に映る光景を見て、心臓が止まるかと思い、微量の冷や汗をかいた。

大きな通りに面した場所だから、道行く人に見られてしまうのは当然だった。

しかし彼女は、全く気にする様子もなくただ、今しかない、2人だけの空間を共有できれば良い様子だった。

乾燥を終えたティーシャツを取り、一旦たたんでシワを除いたあと、彼女は再びそれを着て、じゃあまたね、と手を振り、コインランドリーの外を出、すっかり薄暗くなってしまったアーケードの通りを一人、歩いて帰って行った。

アーケードの通りを出てふと、空を見上げると、いくつかの星が連なって円を描いているように見え、今の自身へのメッセージだろうかと思ってしまった。

自身にとって、初めて都心で味わう、とても思い出深い、忘れられない夏だった。